HUMAN LOST
太宰治の「二十世紀旗手」(新潮文庫)におさめられた、
「HUMAN LOST」の中に書かれた一文。
いま、記録も統計も、すでに官僚的なる一技術に成り失せ、科学、医学は、すでに婦人雑誌ふうの常識に堕し、小市民は、何々開業医のえらさを知っても、野口英世の苦労を知らぬ。
「みんな病気にならない生き方」をしましょう、というようなことが
巷では言われております。
一主婦がこうすれば病気にならないと吹聴する姿を
太宰治は見据えていたのでしょうか。
この小説自体は、太宰が精神病院に入院している時の話が
メインなんですが、全体としては日記調で、
かなり散文的になっています。
その中に気になった科学的な示唆があったので、記しました。
はてなダイアリーですが、
HTMLをわかってないと細かい設定ができないんですね。
ちょこちょことイジっていきたいと思います。
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
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